【私家版歌集紹介】福山桃歌『かえでのこども』
こんにちは、短歌プラットフォーム「さんばし」です。
やわらかいいのちを抱くその時を夢見て始まるとつきとおかは
手のひらを開いてごらんふにふにのかえでこれから色づいていく
しあわせなこどもになあれこの世には知らなくていいふしあわせもある
おさなごを導く風だやわらかな頬に春一番が吹いてる
ブランコに揺られ揺られて子とふたりきりでしかない世界の空だ
私家版歌集紹介、第12回は福山桃歌『かえでのこども』です。
〈書籍詳細〉
福山桃歌『かえでのこども』
定価:700円
〈購入できる場所〉
通販
BOOTH
https://peachsong521.booth.pm/
〈著者より〉
2016年発行 娘との約2年を詠んだ育児短歌集。
Twitterで詠んだ歌を中心に72ページ256首収録しています。
都々逸集『ももいつ!』も発売中です。
きみに会えない涙を集め川になったら会いに行く
花も道具も着物も要らぬ この身一つで嫁に行く
死ねと言われたので生きてきた 天の邪鬼なのこれからも
BOOTH
https://peachsong521.booth.pm/
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